国立研究開発法人科学技術振興機構
光輝く未来へ、次世代の2次元フォトニック結晶による熱幅射光源

国立研究開発法人科学技術振興機構
光輝く未来へ、次世代の2次元フォトニック結晶による熱幅射光源
本発明は、高効率な熱-光変換装置として機能する熱幅射光源に関するもので、2次元フォトニック結晶を使用しています。この結晶はn型半導体から成るn層、量子井戸構造層、及びp型半導体から成るp層が順に積層され、その間に異屈折率領域が周期的に配置されています。特定の波長の光に対応するエネルギーの移動が可能で、熱を電磁波(特に赤外線)に効率よく変換することができます。さらに、この熱幅射光源は電力により加熱させることが可能で、エンジンの排ガス分析などのガスセンサーや人や自動車の侵入を検知するセンサーにおいて、光源として好適に使用できます。これにより、特定波長以外の不要な赤外線が被測定物に照射されることを防ぎ、消費電力の増大も抑えることができます。
つまりは、独自の2次元フォトニック結晶を用いた熱幅射光源により、エネルギーの効率的な変換と高精度なセンシングが可能に。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 エネルギーセキュリティ自動車
- 環境分析への応用
- セキュリティ向上への貢献
- エネルギー効率の向上
エンジンの排ガスなど、特定の成分を検知するガスセンサーにこの熱幅射光源を用いることで、高精度な分析が可能になります。特定波長の光を出力することにより、不要な赤外線の影響を防ぎつつ、必要なデータのみを効率よく取得することができます。
人や自動車の侵入を検知する赤外線センサーの光源として使用することにより、精度の高いセキュリティシステムの構築が可能となります。特定の波長の赤外線を出力することで、誤検知の可能性を減らし、より精度の高いセキュリティが可能となります。
本熱幅射光源は、電気エネルギーを投入することで熱幅射を発生させることが可能です。これにより、広帯域の熱幅射が生じる光源に比べて、消費電力の増大を抑えつつ、必要な熱幅射だけを効率よく生成することができます。これにより、エネルギー効率の高いシステムの運用が可能となります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2016-505222 |
発明の名称 | 熱輻射光源、及び該光源に用いる2次元フォトニック結晶 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人科学技術振興機構 |
公開番号 | WO2015/129668 |
登録番号 | 特許第0006538648号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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