知財活用のイノベーションで差別化を

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国立研究開発法人産業技術総合研究所
未来の材料、電磁波遮蔽カーボンナノチューブ高分子複合材料

国立研究開発法人産業技術総合研究所
未来の材料、電磁波遮蔽カーボンナノチューブ高分子複合材料

本特許は、電磁波遮蔽カーボンナノチューブ高分子複合材料とその製造方法に関するものです。カーボンナノチューブを高分子に分散させた複合材料で、貯蔵弾性率が10% Pa以上、引っ張り強さが10 Pa以上、アイゾット衝撃強さが50 kJ/m以上という優れた物理的特性を持っています。また、カーボンナノチューブの直径は20 nm以下、層数は10層以下と定められています。さらに、400℃以上の温度において酸素環境下で6時間保持したとき、高分子が熱分解し、残留したカーボンナノチューブが構造体を成すことが可能です。これにより電磁波遮蔽効果を得ることが可能となります。

つまりは、高い電磁波遮蔽能力と強度を兼ね備えた革新的な複合材料

AIによる特許活用案

おすすめ業界 電気・電子業界車両製造業航空宇宙業界

  • 電磁波遮蔽塗料の開発
  • 高い電磁波遮蔽効果を持つこの高分子複合材料は、電磁波遮蔽塗料の原料として利用することが可能です。電子デバイスの筐体などに塗布することで、電磁波による影響を軽減できます。

  • 耐熱性・強度の高い部材の製造
  • この複合材料は、引っ張り強さが高く、また400℃以上の温度においても構造体を維持できるため、耐熱性と強度が求められる部材の製造に適しています。例えば、エンジン部品やロケットの材料として活用することができます。

  • 電磁波遮蔽服の素材として
  • 本複合材料は、電磁波の影響を受けやすい人体を保護するための電磁波遮蔽服の素材として使用することが可能です。軽量でありながら高い電磁波遮蔽性能を持つため、快適さを損なうことなく保護することができます。

活用条件

  • サブスク
  • 譲渡
  • ライセンス

商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ

特許評価書

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  • 権利概要
出願番号特願2017-558057
発明の名称電磁波遮蔽カーボンナノチューブ高分子複合材料、電磁波遮蔽材料、及び電磁波遮蔽カーボンナノチューブ高分子複合材料の製造方法
出願人/権利者国立研究開発法人産業技術総合研究所
公開番号WO2017/110615
登録番号特許第0006613319号
  • サブスク
  • 譲渡
  • ライセンス

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