国立研究開発法人産業技術総合研究所
光でコントロール可能な接着剤、再利用可能な接着脱着技術

国立研究開発法人産業技術総合研究所
光でコントロール可能な接着剤、再利用可能な接着脱着技術
本特許は、光照射により材料を可逆的に流動化・非流動化させることで、接着と脱着を繰り返すことが可能な光応答性接着剤に関するものです。アゾベンゼン構造を用いた高分子化合物を活用し、光の波長を変えることで、接着剤の流動化と非流動化をコントロールします。光の照射により接着層の液化や固化を行うことで、接着と脱着を繰り返すことが可能となります。これにより、一度接着した後でも熱や機械的な衝撃を与えずに剥離することが可能となり、再接着も容易に行えます。さらに、異なる波長の光を照射し、可逆的に流動化・非流動化させることにより、繰り返しの接着脱着が可能となります。
つまりは、光照射により可逆的に接着脱着を繰り返すことが可能な光応答性接着剤の開発
AIによる特許活用案
おすすめ業界 建築業製造業家具・家電製造業
- エコフレンドリーな建築材料としての利用
- 家具や家電製品の組み立て・修理における利用
- 自動車や航空機の製造・修理における利用
本技術は、建築材料として利用することが可能です。特に、建築や改装時に、一度接着した材料を熱や機械的な衝撃を与えずに剥離し、再利用することができます。これにより、建築廃材の量を大幅に削減し、環境に優しい建築を可能にします。
家具や家電製品の組み立てや修理時に、接着と脱着を繰り返せる接着剤として利用することができます。これにより、製品のライフサイクルを延ばすことが可能となり、資源の有効活用や廃棄物の削減が期待できます。
自動車や航空機の製造・修理時にも、本接着剤の利用が可能です。部品の接着と脱着を容易に行えるため、製造工程の効率化や修理時のコスト削減が期待できます。また、部品の再利用が可能となるため、持続可能な製造業に貢献します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2017-560344 |
発明の名称 | 光可逆接着剤 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 | WO2017/119412 |
登録番号 | 特許第0006334072号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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