国立研究開発法人物質・材料研究機構
高性能マグネシウム合金、その製造方法を一新

国立研究開発法人物質・材料研究機構
高性能マグネシウム合金、その製造方法を一新
本発明は、新たなマグネシウム(Mg)基合金伸展材及びその製造方法に関する。特に、ビスマス(Bi)が添加された室温延性に優れた微細結晶粒のMg基合金伸展材及びその製造方法に関する。このMg基合金伸展材は、伸展材の室温圧縮試験によって得られる応力-ひずみ曲線において、圧縮ひずみが0.2で加工硬化を示さず、応力が一定の状態でもプラトー領域を形成し、破断しない特性を持つ。また、伸展材の室温引張試験又は圧縮試験によって得られる変形異方性の値が0.8以上であることから、三次元で等方変形が可能である。さらに、nanoDMA法による摩擦試験において、0.1Hzの周波数でのtanδの値が純マグネシウム材と比べて1.2倍以上であることも特徴である。これらの特性により、Mg基合金伸展材は、室温での成形加工が難しいという問題を解決し、新たな軽量金属材料としての可能性を秘めている。
つまりは、ビスマスが添加された、室温延性に優れた微細結晶粒のマグネシウム基合金伸展材とその製造方法に関する特許
AIによる特許活用案
おすすめ業界 製造業自動車産業航空宇宙産業
- 軽量化を追求する自動車部品の製造
- 宇宙開発での使用
- 高性能スポーツ用具の製造
本特許のマグネシウム合金は、その軽量性と高性能な特性から自動車部品の製造に活用することが可能です。特に、エンジンや車体の部品に使用することで、全体の車重を軽減し、燃費向上に貢献することが期待できます。
マグネシウム合金は、その軽量性と強度から、宇宙開発の分野での利用が考えられます。特に、衛星や宇宙船の部品製造において、重量の軽減は燃料消費を抑える重要な要素です。本特許のマグネシウム合金は、その特性を活かして、より効率的な宇宙開発を支える材料として活用できます。
マグネシウム合金の軽量性と強度は、スポーツ用具の製造にも適しています。特に、ゴルフクラブや自転車のフレームなど、軽量化と強度が求められる製品において、本特許のマグネシウム合金を採用することで、パフォーマンスの向上を図ることができます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2018-504551 |
発明の名称 | マグネシウム基合金伸展材及びその製造方法 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 | WO2017/154969 |
登録番号 | 特許第0006803574号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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