国立大学法人東北大学
スクロースとオレイン酸メチルを活用した効率的な糖脂肪酸エステルの製造方法

国立大学法人東北大学
スクロースとオレイン酸メチルを活用した効率的な糖脂肪酸エステルの製造方法
本発明は、強塩基性陰イオン交換樹脂を触媒として、スクロースとオレイン酸メチルとのエステル交換反応により、糖脂肪酸エステルを製造する方法に関する。具体的には、まず、スクロースを陰イオン交換体へ吸着させる工程を経て、次に、この吸着した交換体を用いて糖脂肪酸エステルを合成させる工程を含む。この合成工程は、吸着工程によりスクロースが吸着した際に、脂肪酸エステルを含む反応液を供給させることにより行われる。さらに、反応液は、糖類を含むことが特徴で、そのモル濃度比が1:0.5~1:5である。最終的に製造される糖脂肪酸エステルの8質量%以上がモノ体であることが特徴。
つまりは、イオン交換体を触媒として、スクロースとオレイン酸メチルから糖脂肪酸エステルを製造する新たな方法を提案します。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 化学工業食品工業製薬業
- 環境に優しいバイオサーファクタントの製造
- 高付加価値製品の製造
- 医薬品分野での応用
糖脂肪酸エステルは、界面活性剤として利用され、乳化作用、可溶化能、分散人能、潤滑能などの高い機能性を有します。本発明を利用すれば、安価で入手可能なスクロースと植物油から、環境に優しいバイオサーファクタントを効率的に製造することが可能となります。
スクロースと植物油から製造される糖脂肪酸エステルは、高付加価値のバイオマス化成品として、広範な親水・親油バランスを持つことから、様々な産業で利用可能です。本発明を活用することで、高品質な製品を効率的に製造できる可能性があります。
糖脂肪酸エステルは、錠剤の結合剤としての用途も研究が進んでいます。本発明を利用すれば、医薬品分野での新たな製品開発に寄与することができるでしょう。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2018-535696 |
発明の名称 | 陰イオン交換体を触媒とする糖脂肪酸エステルの製造方法 |
出願人/権利者 | 国立大学法人東北大学 |
公開番号 | WO2018/038103 |
登録番号 | 特許第0007061798号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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