学校法人福岡大学
交感神経系の有害作用を選択的に抑制する新世代心不全治療法

学校法人福岡大学
交感神経系の有害作用を選択的に抑制する新世代心不全治療法
従来の心不全治療に用いられるβ遮断薬は、不整脈を抑制する一方で、重篤な副作用を引き起こす問題がありました。我々はこの問題を解決するため、β-アドレナリン受容体の下流のシグナル伝達系に焦点をあて、交感神経系の有害作用を選択的に抑制する新たな薬剤の開発を続けています。具体的には、心臓特異的に発現するアデニル酸シクラーゼ5型(AC5)とEpacの阻害により、交感神経系の有害作用を選択的に抑制します。結果として、β遮断薬よりも安全に心不全を治療できる可能性があります。これは、既存の抗ウイルス薬であるビダラビンがAC5阻害薬であることが判明し、動物実験でその有用性が確認されたことから明らかになりました。
つまりは、過剰な交感神経シグナルを抑制し、心不全の原因となる不整脈を予防する新たな治療法。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 医療バイオテクノロジー製薬
- 新しい心不全治療法の開発
- 既存薬の再評価・リポジショニング
- 個別化医療の推進
本特許は、新たな心不全治療法を開発するための基盤となります。特に、β遮断薬の副作用を克服し、かつ、心不全の予防・治療に有効であることが示されています。
既存の抗ウイルス薬であるビダラビンがAC5阻害薬として働くことが判明したことから、既存の薬物の新たな応用・再評価につながる可能性があります。
本特許は、心臓特異的に発現するAC5やEpacをターゲットにした治療法の開発を可能にし、個々の患者の病状に合わせた個別化医療の推進に寄与する可能性があります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2019-561537 |
発明の名称 | 9‐β‐D‐アラビノフラノシルヒポキサンチンによる不整脈治療 |
出願人/権利者 | 学校法人福岡大学 |
公開番号 | WO2019/131308 |
登録番号 | 特許第0007137852号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
準備中です