国立研究開発法人理化学研究所
筋電測定の新時代を切り開く、伸縮性筋電装置

国立研究開発法人理化学研究所
筋電測定の新時代を切り開く、伸縮性筋電装置
本製品は、伸縮性エラストマーで作られた基板と伸縮性導体を含む伸縮性回路基板を用いた筋電装置です。基板は行列状に配置された多数の電極を露出させ、これらの電極間の電位差に基づいて筋電信号を出力します。出力される筋電信号は、隣接する電極間の電位差に基づくものと、隣接する電極とは異なる電極の組み合わせの間の電位差に基づくものの2種類があります。これにより、筋肉の表層部と深部の筋電位をそれぞれ独立に測定することが可能となります。また、測定結果の信号はさらに増幅され、その増幅率は電極の組み合わせにより異なります。これにより、筋電位の微細な変化を捉えることが可能となり、動作の熟練度や運動麻痺からの回復具合などを定量化することができます。
つまりは、革新的な筋電装置が筋電位の精確な測定と解析を可能にします。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 リハビリテーションスポーツ科学医療機器
- リハビリテーションの効率化
- スポーツパフォーマンスの向上
- 医療機器としての応用
リハビリテーションの現場では、筋電位の微細な変化を捉えることで運動麻痺からの回復具合を定量的に評価することが可能となり、リハビリプログラムの効果を評価し、適切な調整を行うことができます。
スポーツ選手のトレーニングにおいて、筋電位測定は選手の筋肉の使用状況や疲労度を評価する重要な手段となります。本製品を用いることで、より精確なデータを取得し、最適なトレーニングメニューを組むことが可能となります。
本製品は、神経系の異常を早期に検出するためのツールとしても使用可能です。特に、神経筋疾患の早期診断や進行度評価に有効で、患者のQOLの向上に寄与することが期待できます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2020-513469 |
発明の名称 | 筋電装置、筋電測定方法、プログラムおよび記憶媒体 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
公開番号 | WO2019/198828 |
登録番号 | 特許第0007393003号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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