国立研究開発法人物質・材料研究機構
変革的な形状記憶部材

国立研究開発法人物質・材料研究機構
変革的な形状記憶部材
本特許は、形状記憶能を持つ部材に関するもので、特定の化学構造を持つ硬化性化合物を用いています。この部材は、示差走査熱量測定の昇温過程で35から60℃に吸熱ピークが観測される特性を有します。また、硬化性化合物は、特定のエチレン性不飽和基を有する基やポリオキシアルキレンカルボニル基を含む。さらに、この硬化性化合物は直鎖状または分岐鎖状のアルキレン基を持つことが可能であり、これにより部材の形状記憶能が強化されています。この形状記憶部材は、さまざまな産業分野での利用が可能で、その応用範囲は広範です。
つまりは、高度に特化した化学構造を持つ形状記憶部材
AIによる特許活用案
おすすめ業界 自動車産業建築業航空宇宙産業
- 自動車部品としての活用
- 建築材料としての活用
- 航空宇宙分野での活用
形状記憶能を持つ部材は、自動車部品としての活用が考えられます。故障や破損による部品の変形が発生した際、部材の形状記憶能により元の形状に戻すことが可能です。これにより、部品の交換や修理の時間とコストを大幅に削減することができます。
この部材は、建築材料としても活用可能です。建築物が地震などの外力により変形した場合、部材の形状記憶能により元の形状に復元することが可能です。また、温度の変化に応じて形状を変える特性を利用し、温度調節機能を持つ建築物の開発も可能です。
形状記憶能を持つ部材は、航空宇宙分野での活用も考えられます。宇宙空間での極端な温度変化に対応できる素材として、また、重量を軽減しつつ強度を保つ部材として需要があります。この形状記憶部材は、そのような要求に応えるための可能性を秘めています。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2022-512061 |
発明の名称 | 部材、部材の製造方法、パーマネント形状変更済み部材の製造方法、パーマネント形状変更済み部材、細胞培養基材、結紮デバイス、及び、積層体 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 | WO2021/200532 |
登録番号 | 特許第0007274241号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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