知財活用のイノベーションで差別化を

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地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
未来の細胞培養を支える透明コラーゲンゲル膜

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未来の細胞培養を支える透明コラーゲンゲル膜

本発明は、細胞の不透過及び物質の透過に加えて、観察に適した透明性をも有するコラーゲンゲル膜及びこれを用いた培養容器を提供します。特に、幹細胞などの目的細胞とフィーダー細胞との共培養を行う際に、細胞の観察と分離を容易に行うことができます。また、このゲル膜は波長600nmでの吸光度が0.02以上0.1未満の線維化コラーゲンを含有し、人架橋されたコラーゲン線維を0.03質量%から0.5質量%含有します。これにより、透明性と物質の透過性を確保しつつ、細胞の通過を防ぎます。さらに、培養液成分などの物質を通過可能であることから、細胞培養に必要な成分の供給や排泄物の除去も可能になります。

つまりは、本特許は、物質の透過性と細胞の観察に適した透明性を持つコラーゲンゲル膜及びこれを用いた培養器を提供します。

AIによる特許活用案

おすすめ業界 バイオテクノロジー医療研究開発

  • 幹細胞研究の最適化
  • 本発明のコラーゲンゲル膜及びこれを用いた培養器を用いれば、幹細胞の成長状態を直接観察しながら、必要な成分の供給や排泄物の除去を行うことが可能となります。これにより、幹細胞研究の効率化と精度向上が期待できます。

  • ドラッグスクリーニングの効率化
  • 細胞培養に用いるこの透明コラーゲンゲル膜は、新薬のスクリーニング作業を効率化します。細胞の反応を直接観察できるため、試験薬の効果を迅速に評価することが可能となります。

  • ティッシュエンジニアリングへの応用
  • 本発明のコラーゲンゲル膜は、細胞の移動を制限しながら物質の透過を可能にする特性を持つため、ティッシュエンジニアリングへの応用が期待されます。細胞の成長と分化を適切に制御しながら、組織の構築を行うことが可能となります。

活用条件

  • サブスク
  • 譲渡
  • ライセンス

商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ

特許評価書

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  • 権利概要
出願番号特願2012-074775
発明の名称複合材料、培養容器及び細胞培養器用仕切り部材
出願人/権利者地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
公開番号特開2012-213390
登録番号特許第0005840054号
  • サブスク
  • 譲渡
  • ライセンス

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