国立大学法人 琉球大学
革新的な乳酸製造法: 高効率と環境に優しさを兼ね備えた新たな解決策

国立大学法人 琉球大学
革新的な乳酸製造法: 高効率と環境に優しさを兼ね備えた新たな解決策
本特許は、スクロースを資化し、pH5.0〜7.5の条件下で発酵させることでL-乳酸を製造する新規方法に関するものです。この方法は、新規有胞子性乳酸菌を用いて、光学純度の高いL-乳酸を効率的に製造します。乳酸は食品分野で酸味料や保存料として、また工業分野では溶媒やプラスチックとして広く利用されています。この製造法は、微生物バチラスコアギュランスを利用して40℃から70℃の温度範囲で発酵を行うことが可能で、経済的にも有利です。また、乳酸発酵においては、微生物が活動する適切なpHが存在し、この範囲外のpHでは乳酸菌の活動が停滞あるいは死滅するため、培地のpHを一定に保つ必要があります。
つまりは、スクロースを利用し、特定の条件下で発酵させることで効率的にL-乳酸を製造する方法を提供します。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 食品産業化学産業環境産業
- 高品質な食品添加物の製造
- 環境に優しいプラスチックの製造
- コスト効率の良い乳酸製造法の開発
この製造法を活用し、高品質で安全なL-乳酸を製造することが可能です。乳酸は食品添加物として広く利用されており、特に酸味料や保存料として需要があります。この製造法は、その需要に対して効率的かつ環境に優しい解決策を提供します。
乳酸は、その誘導体である乳酸ポリマーを製造する原料としても利用されます。乳酸ポリマーは、石油由来ではない植物由来のポリマーであり、優れた生分解性、機械的性質、成形性を有しています。この製造法は、環境に優しいプラスチックの製造に対する新たな解決策を提供します。
従来の乳酸製造法では、滅菌装置が必要であったため、製造コストが高くなっていました。しかし、本特許の製造法では、40℃から70℃の温度範囲で発酵が可能であるため、滅菌装置が不必要となり、製造コストを大幅に削減することができます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2011-104722 |
発明の名称 | 新規乳酸菌及びL-乳酸の製造方法及び乳酸菌を含む食品および薬品 |
出願人/権利者 | 国立大学法人 琉球大学 |
公開番号 | 特開2012-223171 |
登録番号 | 特許第0005892580号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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