国立大学法人北海道国立大学機構
低温排熱をエネルギーに変換!革新的なガスハイドレートベースの発電システム

国立大学法人北海道国立大学機構
低温排熱をエネルギーに変換!革新的なガスハイドレートベースの発電システム
本発明は、ガスハイドレートの物理作用を利用して熱エネルギーを機械的エネルギーに変換するアクチュエータ装置及びこのアクチュエータ装置を用いた発電システムに関するものです。ガスハイドレートは、ガスと水分子が水素結合により構成される格子やかご状の構造の中にガス分子が取り込まれて構成される特性を持ちます。このガスハイドレートをアクチュエータ装置に利用することで、熱を吸収し、ガスと水からガスハイドレートを生成する際に熱を発生します。そのため、熱を加えることによる解離と冷却による生成を交互に行わせ、解離の際に生ずる圧力と生成の際の減圧を機械的エネルギーとすることができます。この解離及び生成は比較的低い温度で起こるので、ガスハイドレートを分解させて低温の熱を吸収し、ガスハイドレートを生成して放出する熱を利用することで、低温の排熱を利用することが期待されています。
つまりは、ガスハイドレートの物理作用を活用して、低温の排熱を機械的エネルギーに変換する発電システムです。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 発電業環境エネルギー業界工業技術
- 低温排熱の再利用
- 独立型発電システムの開発
- エネルギー貯蔵システムの改善
この技術は、工場や発電所などで発生する低温の排熱を再利用し、新たなエネルギー源とすることが可能です。これにより、エネルギーの効率的な利用を実現し、環境負荷の低減にも寄与します。
この技術を活用して、低温の熱源だけで発電が可能な独立型の発電システムを開発することが可能です。これにより、電力供給が困難な地域などでの活用が期待されます。
ガスハイドレートは安定してエネルギーを蓄えることができます。この特性を利用して、エネルギー貯蔵システムの改善や新たなエネルギー貯蔵方法の開発を行うことができます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2011-185592 |
発明の名称 | アクチュエータ装置及び発電システム |
出願人/権利者 | 国立大学法人北海道国立大学機構 |
公開番号 | 特開2013-047468 |
登録番号 | 特許第0005885966号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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