日本放送協会
光の位相と振幅を変調する画期的な空間光変調器

日本放送協会
光の位相と振幅を変調する画期的な空間光変調器
本特許は、磁気光学効果を利用して入射光の位相や振幅を変調し、出射する空間光変調器について述べています。従来の液晶を用いた空間光変調器ではなく、高速処理と微細化が可能な磁気光学材料を利用した磁気光学式空間光変調器の開発に取り組んでいます。操作には、特定の画素(選択画素)の光変調素子の磁化方向と、それ以外の画素(非選択画素)の光変調素子の磁化方向を異なるものとし、選択画素から出射した光と非選択画素から出射した光の偏光の回転角に差を生じさせ、2値の光に変調します。さらに、磁界印加方式やスピン注入方式を採用して光変調素子の磁化方向を変化させます。スピン注入方式では、スピン注入磁化反転素子を2次元配列し、電極として接続します。これにより、磁界印加方式よりもさらなる微細化が可能となります。
つまりは、磁気光学効果を利用した空間光変調器の特許技術
AIによる特許活用案
おすすめ業界 光学産業半導体産業ディスプレイ技術
- 高精度なディスプレイ技術の開発
- 高速データ伝送技術の改善
- 光学的なデータストレージの可能性
入射光の位相や振幅を空間的に変調する能力は、画像の解像度や色の再現性を向上させる可能性があります。したがって、この技術は、高精度なディスプレイやプロジェクターの開発に役立つ可能性があります。
磁気光学効果を利用した空間光変調器は、光の速度と情報伝達能力を最大限に利用するため、高速データ通信や光通信技術の改善に寄与できます。これにより、インターネットの帯域幅を増やし、データ転送速度を向上させることが可能になります。
本特許技術は、光の位相や振幅を変調することで、記録メディアへの情報の書き込みや読み取りを可能にします。これにより、光学的なデータストレージの新たな可能性が開かれ、大容量のデータを高速で読み書きする新たなストレージデバイスの開発が期待できます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2012-084277 |
発明の名称 | 空間光変調器 |
出願人/権利者 | 日本放送協会 |
公開番号 | 特開2013-213941 |
登録番号 | 特許第0006017165号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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