福井県
高価な触媒不要、無電解めっき法への新たなアプローチ

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高価な触媒不要、無電解めっき法への新たなアプローチ
本特許は、導電性、電磁波の遮蔽等を向上させるための無電解めっき法について述べています。従来の無電解めっき法では、高価な金属触媒の使用や前処理工程の複雑さ、廃液等の後処理が必要となり、コストが押し上げられていました。本発明は、これらの問題を解決するために、パラジウム等の高価な触媒金属を使用せず、めっき金属と同一の金属イオンを含有する水溶液に紙基材を浸漬し、化学還元処理により金属核を形成させる方法を提案しています。さらに、この方法は紙基材への影響が少なく、紙基材本来の通気性や柔軟性を損ねることなく、高い導電性を付与することが可能です。
つまりは、高価な金属触媒を使わずに導電性を向上させる無電解めっき法の前処理方法とその適用法を提供します。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 電子工業、化学工業、製紙業
- 高性能電磁波シールド材の製造
- 環境負荷の低い製造方法の開発
- 高機能壁紙の開発
電子機器の小型化・薄型化が進む中、省スペースでの電磁波シールド効果が求められています。本発明の無電解めっき法を適用することで、紙基材の厚みを保ちつつ高い導電性を持つ電磁波シールド材を製造できます。
本発明の方法は、高価な金属触媒を必要とせず、また廃液等の後処理も少ないため、環境負荷の低い製造方法として開発・適用することが可能です。
紙基材本来の通気性・柔軟性を保ちつつ、高い導電性を持つため、電磁波シールド壁紙としての開発が可能です。高温多湿の環境下でもしわや膨れ、カビ等の発生を抑えることができます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2012-150206 |
発明の名称 | 紙への無電解めっき方法 |
出願人/権利者 | 福井県 |
公開番号 | 特開2014-012867 |
登録番号 | 特許第0006085833号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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