国立研究開発法人産業技術総合研究所
光と熱を効率的に制御する、革新的な反射型調光素子

国立研究開発法人産業技術総合研究所
光と熱を効率的に制御する、革新的な反射型調光素子
本製品は、光透過率が可逆的に変化する反射型調光素子として、特に窓や開口部の光・熱制御に有効です。具体的には、酸化抑制部において酸素低透過性酸化抑制層よりも調光層側に透過率可変酸化抑制層を備えることで、光を反射することにより調光を行う特性を持っています。酸化抑制層は、タングステン、タンタル、ハフニウムなどの金属、またはその酸化物を含む薄膜で構成され、透過率可変酸化抑制層はスカンジウムまたはマグネシウム・スカンジウム合金、あるいはその水素化物を含む薄膜で構成されています。また、触媒層を基準として、酸化抑制部とは反対側に反射防止層を備えていることも特長です。
つまりは、高度な光・熱制御機能を持つ新型の反射型調光素子。これにより、省エネルギー効果を大幅に向上させることが可能です。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 建設業自動車産業家電製品
- 省エネルギー住宅への応用
- 自動車の窓ガラスとしての活用
- スマートビルの開発
住宅における窓からの熱の出入りを抑えることにより、冷暖房のエネルギー消費を大幅に削減することが可能です。特に、暖房時の熱が窓から流失する割合は48%程度、冷房時に窓から熱が流入する割合は71%程度と言われており、本製品の利用は大きな省エネルギー効果をもたらします。
自動車の窓ガラスに本製品を適用することで、車内の温度調節を効率的に行うことが可能となります。特に、夏季の冷房負荷を軽減することができ、車の燃費向上に寄与します。
本製品を用いたスマートビルの開発により、建物全体のエネルギー効率を向上させることができます。窓面積の大きいビルにおいては、本製品の効果は特に顕著で、大幅な省エネ効果を実現します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2013-089550 |
発明の名称 | 反射型調光素子。 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 | 特開2014-026262 |
登録番号 | 特許第0006057255号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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