国立研究開発法人物質・材料研究機構
革新的な電子放出を実現する金属ホウ化物フィールドエミッター

国立研究開発法人物質・材料研究機構
革新的な電子放出を実現する金属ホウ化物フィールドエミッター
本特許は、希土類元素の一つであるランタンを含む金属ホウ化物フィールドエミッターの製造方法に関するものです。この製造方法は、電界による電子放出を利用し、安定した金属ホウ化物フィールドエミッターを作成します。特に、電界電子放出は室温で機能し、熱による脱ガスによる同時表面浄化機構を欠くという特性を持つため、放出電流が不安定になる原因となる残留ガス分子が電子放出表面に吸着する問題を解決します。また、この製造方法は、常に放出電流が時間と共に減衰し、電流が確率的に揺れるという問題を有する従来の電界放出材料に比べ、放出の不安定さが見られないという利点を持っています。
つまりは、本特許は、希土類元素を用いた金属ホウ化物フィールドエミッターの作製方法を提供します。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 電子工業半導体製造業ナノテクノロジー
- 高性能電子源の開発
- 電子光学機器の改良
- ナノテクノロジーの進展
本特許の製造方法を用いて、電界による電子放出が安定した金属ホウ化物フィールドエミッターを作成することで、高性能な電子源を開発することが可能です。これにより、より高い電子源輝度とビーム単色性を持つ電子源を製造することができます。
本特許の製造方法を用いると、動作電圧が高く、電子源交度が低く、ビームの単色性が低いという問題を有する電子光学機器の性能を改良することができます。これにより、電子光学機器の性能を向上させ、その応用範囲を広げることが可能になります。
本特許の製造方法は、ナノレベルでの精密な制御が可能なため、ナノテクノロジーの分野での利用が期待できます。具体的には、ナノスケールでの電子放出を実現することにより、ナノ電子デバイスの開発やナノスケールでの物質操作など、新たなナノテクノロジーの開発に寄与することが可能です。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2012-168532 |
発明の名称 | 金属ホウ化物フィールドエミッター作製方法 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 | 特開2014-026921 |
登録番号 | 特許第0006028277号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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