国立研究開発法人産業技術総合研究所
フォトクロミック現象を生じる革新的な材料の製造方法

国立研究開発法人産業技術総合研究所
フォトクロミック現象を生じる革新的な材料の製造方法
この特許はフォトクロミック材料の製造方法について述べています。この製造方法は、酸化物原料と希土類原料を混合し、仮焼成する工程を含みます。さらに、仮焼成により得られた混合物を粉砕し、所望の形状に成形し、焼成する焼成工程も含まれています。この方法により製造されたフォトクロミック材料には紫外線を照射し、着色します。そして、着色したフォトクロミック材料に可視光を照射し、脱色します。この一連の工程を経ることで、フォトクロミック材料の吸収スペクトルが可逆的に変化します。この製造方法は、特にルデルスデン- ポッパー型ベロブスカイト構造を有するSr。 SnO。結晶にユウロビウムイオンが含有されて成るフォトクロミック材料に適用されます。
つまりは、希土類原料と酸化物原料を混合し、仮焼成、粉砕、成形、焼成の工程を経て、フォトクロミック現象を生じる材料を製造する方法
AIによる特許活用案
おすすめ業界 光学素子製造業電子部品製造業ナノテクノロジー
- 光学素子の製造
- スイッチング素子の製造
- 光メモリーの開発
この製造方法を用いることで、紫外線と可視光を照射することで可逆的に色を変える光学素子を製造することが可能です。これにより、調光ガラスやカラーディスプレイなどの製品に応用可能です。
照射される光の種類によって色を変える性質を利用し、新型の光スイッチング素子を製造することも可能です。これにより、電子機器のスイッチング速度を向上させることが期待できます。
この材料は光によってその状態を変化させることができるため、光メモリーの開発に利用することができます。これにより、大容量のデータを高速に読み書きできる新しいタイプの光メモリーを開発することが可能となります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2012-192636 |
発明の名称 | フォトクロミック材料の製造方法、および、フォトクロミック材料の吸収スペクトルを可逆的に変化させる方法 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 | 特開2014-047307 |
登録番号 | 特許第0006032403号 |
- サブスク
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- ライセンス
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