国立研究開発法人物質・材料研究機構
高感度な水銀検出が可能な金属検出センサーとその方法

国立研究開発法人物質・材料研究機構
高感度な水銀検出が可能な金属検出センサーとその方法
本特許では、非常に微量の水銀等の金属を簡単に検出する金属検出センサーとその方法について詳述しています。このセンサーは複数の領域を5nm-20nmのナノギャップで電気的に絶縁し、選択アプタマーとしてチオール基を導入した15個のチミン塩基を有するシングルストランドDNAオリゴヌクレオチドを採用しています。また、検出対象の金属としては水銀が挙げられています。検出方法としては、金属検出センサーに照射された光の反射光中の検出対象金属に対応する吸収を測定し、それによりプラズモン増強振動分光法による測定を行います。使用する光は赤外線であり、反射光のスペクトルを測定するためにフーリエ変換赤外分光器を使用します。また、検出対象の液体としては有機物を含むものや環境水が考えられます。
つまりは、金属検出センサーとその使用法を特許化した技術で、特に水銀を対象にした検出が可能です。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 環境保全ヘルスケア産業廃棄物管理
- 環境保全分野での応用
- ヘルスケア分野での応用
- 産業廃棄物管理分野での応用
本特許の技術は、環境水から水銀などの有害金属を高感度で検出することが可能なため、環境保全の一環として応用することができます。特に水質汚染の早期発見やモニタリングに役立つでしょう。
有害金属の摂取は人間の健康に悪影響を及ぼすため、本特許の技術を用いて飲料水や食品中の金属汚染を検出することで、人々の健康を守ることが可能です。
産業廃棄物から排出される有害金属の検出にも本特許の技術を活用できます。これにより、法規制値を超える有害物質の排出を未然に防ぐことができ、企業のコンプライアンス強化に寄与します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2012-257009 |
発明の名称 | 金属検出センサー並びに金属検出方法及び装置 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 | 特開2014-106011 |
登録番号 | 特許第0006124327号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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