国立研究開発法人理化学研究所
ポリヌクレオチドを利用した革新的な3次元コイル構造の製造方法

国立研究開発法人理化学研究所
ポリヌクレオチドを利用した革新的な3次元コイル構造の製造方法
本特許は、DNAorigami技術を応用して、特定の周期性を持つ3次元コイル構造を作成する新しい方法を開示します。この手法では、スカフォールドに1つの塩基以上ごとに塩基の挿入または欠失があること、そしてその挿入数または欠失数がそれぞれ2以上であることを特徴とします。この方法では、1本鎖ポリヌクレオチドからなるスカフォールドを、前記1本鎖ポリヌクレオチドと部分的に相補的なオリゴヌクレオチドからなるステイプブルにより連結し、ベンドル化されてなる3次元コイル構造を作成します。この製造方法は、連結の位置を周期性からずらした位置とし、連結の位置には、スカフォールドに塩基の欠失または塩基の挿入の少なくとも一方を配置することを特徴とします。これにより、従来の手法では作成が困難であった柔らかい物性を持ったナノ構造物の製造が可能となります。
つまりは、塩基の挿入や欠失を利用して、特定の周期性を持つ3次元コイル構造の製造方法を提供します。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 バイオテクノロジーナノテクノロジーファーマシューティカル
- ナノスケールの医療デバイスの開発
- 先進的な材料の開発
- ナノテクノロジーに基づく研究
この3次元コイル構造の製造方法は、ナノスケールの医療デバイスの開発に活用できます。特に、薬物のターゲットへのデリバリーや微細な体内部位へのアクセスが必要な治療法において有用です。
柔らかい物性を持ったナノ構造物の製造能力は、新しい種類の先進的な材料の開発に貢献します。これにより、従来の材料では達成できなかった特性や機能を持つ製品の開発が可能となります。
この製造方法は、ナノスケールでの物質の挙動をより詳細に理解するためのツールとしても利用できます。これにより、ナノテクノロジーに基づくさまざまな分野の研究が進展する可能性があります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2013-042322 |
発明の名称 | ポリヌクレオチドを用いたコイル及びその製造方法 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
公開番号 | 特開2014-168831 |
登録番号 | 特許第0006041306号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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