国立研究開発法人物質・材料研究機構
革新的な水焼入れ法: 高温の被焼入れ物の急速冷却を可能に

国立研究開発法人物質・材料研究機構
革新的な水焼入れ法: 高温の被焼入れ物の急速冷却を可能に
本特許では、真空状態または不活性ガス雰囲気で被焼入れ物を加熱し、次いで冷却室に落下させます。加熱された被焼入れ物は、加圧水ジェット装置で高圧放水され、その後不活性ガス噴射により冷却室内の水が強制的に振動させられ、被焼入れ物が急速に冷却されます。冷却過程では、被焼入れ物の表面が核沸騰状態に保たれ、急速冷却が可能となるよう工夫されています。さらに、不活性ガス雰囲気と不活性ガス噴射の成分は、ヘリウムガス、アルゴンガス、窒素ガスのいずれか1種または2種以上の混合気体で構成されています。この新たな水焼入れ法は、被焼入れ物の全域に焼入れ効果を確実に及ぼすことができます。
つまりは、本特許は、真空状態で被焼入れ物を高温に加熱し、加圧水ジェット装置と不活性ガス噴射を使用して急速冷却する新たな水焼入れ法を提供します。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 金属加工業自動車産業製鋼業
- 高品質金属部品の製造
- 真空熱処理設備の改良
- 新たな熱処理サービスの提供
本特許の水焼入れ法を用いることで、高品質な金属部品を一貫して製造することが可能となります。特に自動車や航空機の部品、工具など、高い耐摩耗性や引張強度が求められる製品に適用可能です。
現存する真空熱処理設備に本特許の技術を組み込むことで、熱処理の効率性と品質を向上させることができます。また、設備の改良により、製造コストの削減や生産性の向上を図ることも可能です。
本特許の水焼入れ法を活用し、顧客のニーズに応じたカスタム熱処理サービスを提供することができます。このような新たなサービスは、金属加工業界における競争力を向上させ、新たなビジネスチャンスを生み出す可能性があります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2014-223971 |
発明の名称 | 水焼入れ装置及び水焼入れ方法 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 | 特開2016-089212 |
登録番号 | 特許第0006465281号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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