国立研究開発法人産業技術総合研究所
次世代の汚泥処理技術、菌食性細菌による有効活用

国立研究開発法人産業技術総合研究所
次世代の汚泥処理技術、菌食性細菌による有効活用
本発明は、有機物排水の生物処理において余剰汚泥を活性汚泥へ再生する一連の工程を含む方法です。具体的には、生物反応槽から分離した余剰汚泥中の菌食性細菌を培養して活性汚泥を再生し、再生活性汚泥を生物反応槽に返送する工程を繰り返します。この培養は、好気条件下かつ有機物の流入が制御された条件下で行われます。菌食性細菌は、Xanthomonadaceae科やBdellovibrionaceae科などから選択される細菌で、菌食性細菌の培養は少なくとも7日間行われます。この方法により、汚泥の減容化と有用な処理水の生成が可能となります。
つまりは、有機物排水の生物処理において、余剰汚泥を再生活性汚泥へ変換し、連続再生による有用な処理方法を実現します。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 環境保全業界下水道業界廃棄物処理業界
- 汚泥処理装置の最適化
- 新規汚泥処理装置の開発
- 環境教育プログラムの一部としての活用
本特許を活用して既存の汚泥処理装置を最適化することが可能です。余剰汚泥の再生とその再利用を通じて、汚泥の減容化と有用な処理水の生成を実現します。この結果、運転管理の効率化とコスト削減が期待できます。
本特許をベースに新規の汚泥処理装置の開発が可能です。特許内の方法を採用することで、排水処理における余剰汚泥の有効活用を実現し、環境負荷の低減とリソースの有効活用を図ることができます。
本特許は、環境教育の一環としても活用可能です。具体的な汚泥の処理方法を学ぶことで、学生や一般の人々に環境問題への理解を深める機会を提供できます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2015-152789 |
発明の名称 | 汚泥減容方法およびそれを用いた膜分離型活性汚泥処理装置 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 | 特開2017-029925 |
登録番号 | 特許第0006666000号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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