知財活用のイノベーションで差別化を

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国立研究開発法人物質・材料研究機構
組成物、部材、及び、保護具

国立研究開発法人物質・材料研究機構
組成物、部材、及び、保護具

本特許(JP 2022-131089 A)は、可燃性液体を含まずに優れたダイラタンシー性(衝撃硬化性)を示す新規組成物に関するものです。従来のダイラタンシー流体(Shear Thickening Fluid:STF)は、シリカ粒子を可燃性の有機溶媒(例:PEG、グリコール系溶液など)中に分散させたものであり、引火性や経時変質が問題でした。本発明では、樹脂粒子イオン液体を組み合わせ、かつイオン液体中に特定の銅錯体([Acetylacetonate][N,N,N′,N′-tetramethylethylenediamine]Copper(II) tetraphenylborate)を溶解させた構成を採用。この溶液の極大吸収波長(λCu)が510〜570nmとなる条件を満たすことで、優れた粘度変化応答性と安定性を実現します。さらに、樹脂粒子の含有量を**41.0〜80.0体積%**に調整することで、剪断速度の変化に対して即時硬化する特性を保持しつつ、長期保存性と難燃性を両立。防弾ベスト、工業用防護具、衝撃吸収ウェア、ロボティクス関節などへの応用が期待されます。

つまりは、衝撃を受けると瞬時に硬化、平常時は柔軟な液体状。可燃性液体を一切含まない安全仕様で、ウェアラブル衝撃吸収材や産業防護用途に最適な新素材です。

活用条件

  • サブスク
  • 譲渡
  • ライセンス

商品化・サービス化     | ASK 実証実験          | ASK サンプル・プロトタイプ   | ASK

特許評価書

  • 権利概要
出願番号特願2021-029835
発明の名称組成物、部材、及び、保護具
出願人/権利者国立研究開発法人物質・材料研究機構
公開番号特開2022-131089
登録番号特許第7658556号
  • サブスク
  • 譲渡
  • ライセンス

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