知財活用のイノベーションで差別化を

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国立研究開発法人物質・材料研究機構
超塑性ジルコニアセラミックス

国立研究開発法人物質・材料研究機構
超塑性ジルコニアセラミックス

本特許は、高温環境下で優れた塑性変形特性(超塑性)を示すジルコニアセラミックスに関するものです。従来のジルコニア系材料は硬度・強度には優れるものの、高温変形能が低く、精密成形や複雑形状加工が困難という課題がありました。本発明では、正方晶ジルコニア(ZrO₂)を90vol%以上含み、さらにY₂O₃(1〜4mol%)、MgO(1〜14mol%)、TiO₂(5〜10mol%)、Al₂O₃(0.1〜3mol%)を特定範囲で含有することで、粒界すべりを促進し高い延性を確保。特に、モル比TiO₂/MgOを0.7〜5.6、Al₂O₃/MgOを0.1〜0.3とすることで、1350℃以下の高ひずみ速度域(1×10⁻²/s)において200%以上の引張伸びを達成します。この配合は結晶粒界の拡散挙動を最適化し、超塑性を安定的に発現させる点が特徴です。これにより、高温成形、接合、焼結プロセスの省エネルギー化に貢献し、セラミックス構造材や高精度部品の加工性を飛躍的に向上させます。

つまりは、1350℃以下でも200%以上の引張伸びを実現。Y・Mg・Ti・Alの最適配合で高温成形性を飛躍的に向上させた次世代ジルコニアセラミックスです。

活用条件

  • サブスク
  • 譲渡
  • ライセンス

商品化・サービス化     | ASK 実証実験          | ASK サンプル・プロトタイプ   | ASK

特許評価書

  • 権利概要
出願番号特願2021-097672
発明の名称ジルコニアセラミックス
出願人/権利者国立研究開発法人物質・材料研究機構
公開番号特開2022-189213
登録番号特許第7673957号
  • サブスク
  • 譲渡
  • ライセンス

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